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株主とは?
特定の企業が発行する株券を購入・所有することにより、「株主」となることができます。
「株主」になると実際にはどのような権利があるのでしょうか?
株主とはすなわち、企業のオーナーともいえる存在となりえます。
保有している株式数に応じ、企業の経営にも影響を与える様々な権利を持つわけです。
この権利を株主権といい、共益権と自益権の二つに分けられます。
共益権
企業の経営に参加できる権利の事。
企業の最高意思決定機関である株主総会で、取締役の選任、会社の経営方針など重要な項目について議決権を行使する事ができます。
株式の保有数によりますが、一定以上の保有数の株主は、取締役を解任を要求できるたり、企業が発行している過半数の株式を保有すると、経営の実験を握る事さえも可能となっています。
企業買収、M&Aが海外や日本で盛んに行われていますが、友好的な買収だけではなく、敵対的な買収が行われる事もるほどです。
現経営陣の知らない水面下で株式を買い集め、過半数に達するまで株式を取得し、実質、会社はその大株主の企業となるということも実際に起こっています。
自益権
企業の利益に応じて配当を受け取る権利の事。
- □利益配当請求権
- 株主の出資比率に応じ、会社の配当を受け取ることができる権利。
利益がない場合や、経営判断などで、無配当となることもある。 - □新株引受権
- 株主が新株を優先的に取得することができる権利。
新株を引受る権利が株主にあるものを「株主割当」、取引先など縁故者にあるものを「第三者割当」という。
割当先は、企業の取締役会で決定される。 - □残余財産分配請求権
- 会社が解散したときに、残った財産を保有する株式数に応じて分配を受けることのできる権利。